//////// ~書かないと忘れちゃうから頑張って書こう~

大人も子供も、おねーさんも。「ボヘミアン・ラプソディ」

※そこまでネタバレでは無いはずなのですが見てない人は一応注意。

「なんか面白いらしいよ」と言われたので見てきました「ボヘミアン・ラプソディ
感想は一言でいうと、「なんかじゃなくてめちゃくちゃ面白いだろ」でした。

映画を見るまでクイーンに関する情報は一般常識レベルしか持ち得ていなかったのですが、鑑賞後テンションぶち上がってインターネットの海を泳ぎまくっていると気付「あの曲もこの曲もお前だったんかい」と言いたくなる曲の数々。CM使われまくってますよね、すごい。今のミュージシャン頑張らんかい。
聞いてほしいから貼っちゃいますね。


お笑いファンにはビビる、スープレックス、ジェット☆キッズ、あぶらとり紙でおなじみ「ジャムパラ」のオープニングテーマ


Queen - Bicycle Race (Official Video)

 

バラエティでなんか衝撃的な時に流れるやつ


Queen - Flash (Official Lyric Video)

 

めちゃイケでこすりたおした「KIRIN NUDA」のCMソング


Queen - Don't Stop Me Now (Official Video)

 

いやすごい!!!ほとんど聞いたことあるもんね!!!!
個人的には「レディー・ガガ」の芸名がクイーンの「レディオ・ガガ」という曲から来ているという事実に一番驚きました。あ、レディ・ガガも映画やるね。

 

意味わから無すぎるMVなので見てください(でかい時計の針を動かすフレディ)


Queen - Radio Ga Ga (Official Video)

 

そしてタイトルにもある「ボヘミアン・ラプソディ」は、中学生の頃に英語の授業で聞いたんですよね。衝撃的過ぎて覚えました。「ママ~」って。そんなのそれまでスネ夫しか知らないですから。みんな「なにこれ?w」みたいに聞いてましたけど、音楽の衝撃みたいなのは肌で感じてました。なんかめちゃくちゃ凄いの聞いたぞ、的な。
関係ないですけどV6の「kEEP oN.」という曲を聞いた時に「これボヘミアン・ラプソディやんけ」と思わず関西弁になってしまったんですけど、どうやら正解だったみたいです。

news.nifty.com

 

 ほーらほーら!V6の音源は貼るとシバかれるのでどっかで探して聞いてください。
というか、ここまで一個も映画について喋ってないですね。喋ります。

 

いろいろ調べてみると、映画は時系列がおかしかったりだいぶ端折っている部分もあるらしく、コアなファンには怒っている人もいるみたいなのですが、僕の感想は「 こまけぇこたぁいいんだよ!!」 です。
宇多丸さんだったかも言ってたんですけど、これは製作側(や、残ったメンバー)が「”みんなに見てほしい”フレディ・マーキュリーの物語」なのであって、当時のゲイ社会のリアルやドラッグなどのドロドロした部分など「見せたくない部分」は見せなくていいんですよ。世間に知ってほしい部分はそこじゃないんだろうなと思いました。クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーを見てほしいんだろうな、と。
一番のリアルである、フレディの歌声は湯水のように潤沢かつ贅沢に映画の中で流れまくっているわけですから。それぞれ4人のパフォーマンスの動きだったり楽器のプレイスタイルだったりライブシーンなどの「ファンが知ってる現実」も十分リアルに描かれていると思います。(本物をそんなに知らないけどアテてる感じや違和感を感じることはなかった)あと、ブライアン・メイ似過ぎ。

フレディの出自や彼が女性を愛していたことなど。(これは本当に驚いた)その辺りは映画を見るまで知らなかったのですが、そんな様々な要素が織りなして生まれる彼のコンプレックスや孤独が切ない。他のメンバーには妻や子供がいるのに自分にはいない。孤独を紛らわすための乱痴気騒ぎ。そこから生まれる亀裂や裏切りなど…もう辛い辛い。ポールと言うすべての元凶みたいな奴がいるんですけど、そいつとの決別あたりからずっと涙腺の調節が狂ってました…そして、フレディは己のHIVの感染を知る訳ですが…

見た人全員が口をそろえて「最高!」と言っているであろうラスト20分のライブエイドの完全再現。歌詞が日本語訳で字幕に出るのですが、そんな事あるはずないのに歌詞が今まで見てきたストーリーとリンクするんですよ。「今までのおさらい」レベルに。もう号泣です。映画を見てこんなに泣いたの初めてってくらい泣きました。別にお涙頂戴シーンじゃないんですよ。ただのカッコイイライブ映像なのに、涙が止まらない。あの時、中学校の教室で「ボヘミアン・ラプソディ」を聞いた僕は想像できたでしょうか?彼にこんなに泣かされる日が来るだなんて。。。

ライブエイドのシーンの後そのままエンドロールへ向かうのですが、そこで流れる曲ももちろんクイーンです。何が流れるかは言いたくない!その曲を知ってたら絶対に泣く!知らなくても後で調べたら絶対に泣く!!!(自分は後者です)最後の最後までエンドロールを気を抜かずに見れた映画は初めてかもしれない。(エンドロールの後に続きがあるよ系を除いて)泣きつかれた僕は客電がついてもしばらく立ち上がれませんでした。。

 

今年劇場に見に行った映画は「名探偵コナン ゼロの執行人」と「ボヘミアン・ラプソディ」だけなんですけど(まさかの2本)「ボヘミアン・ラプソディ」には2018年の映画館の思い出を塗り替えてくれてありがとう!と言いたい。「ゼロの執行人」もバカ映画としては笑えて最高なんですけど(毎回ある意味のない超人的アクションシーンで今回も笑ってたら周りが安室の女だったらしく僕しか笑ってませんでした。)ちゃんと「映画」な映画を見れて良かったと思いました。来年はもうちょっと映画を見ようね。。。

とにかく!クイーンを知らない人も!知ってる人も!大人も子供もおねーさんも!!!みんな見た方がいいです!
と言うよりクイーンを知らない方が楽しめるかもしれません!初めて聞く音楽に衝撃を受けるもよし!耳に覚えのある曲を聞いてクイーンの偉大さに気付くもよし!
僕はサントラ買いましたけどね!!!!いいから!!見て!!!!!絶対に劇場で見て!!!!はやく!!!!!!!!!!!

 

最後に「雑な外国人モノマネ」と「自立するしゃもじ」しか功績がないと思われているグッチ裕三さんのひそかな名作。ハッチポッチステーションで放送されたボヘミアン・ラプソディのパロディ「犬のおまわりさん」と本家を貼っておきます。
いや、子供わかんないだろ、おもろ。


犬のおまわりさん with QUEEN


Queen - Bohemian Rhapsody (Official Video)