//////// ~書かないと忘れちゃうから頑張って書こう~

長寿番組が終わるとき

日付変わって昨日、「めちゃ×2イケてるッ!」の最終回が放送されました。
個人的にめちゃイケに関しては新メンバー加入くらいから冷めてしまっていたので「終わらないでほしい!」と強く思っていた訳ではありませんが、とぶくすり→めちゃモテと流れて見てきた人間として寂しさを当然感じています。お腹が痛くなるほど笑ったことも数えきれません。
前半のたけし登場や過激コーナーの復活、そして「めちゃ女」…。「めちゃ女」はすべてが最高でした。2018年に極楽同盟が見れるなんて…!!
しかし後半の感動路線が苦手でして…(極楽とんぼは別腹)まあ、良くも悪くも「めちゃイケ」だなぁと思って見てました。出演者、スタッフのみなさん、22年間本当にお疲れ様でした。沢山の楽しい時間と思い出をありがとうございました。(やっぱり僕は極楽とんぼのふたりのくだりで泣いちゃいますね…)

そしてめちゃイケより一週間早く最終回を迎えていたのが「とんねるずのみなさんのおかげでした」でした。

「おかげでした」は前番組の「おかげです」の頃から好きで見ていました。
チビノリダー伊藤淳史さんと同い年なのですが、彼が「ノリダーに出ていた当時を覚えてない」と言っているのを聞いて「ウソだろ!おい!」と叫んだくらいには小さい頃からの番組の記憶があります。
「ガラガラヘビ」や「がじゃいも」といった曲は僕ら子供の間でめちゃくちゃ流行りましたし(はじめて借りたCDがガラガラヘビでした)学校では誰かが「オ~ジャガジャガジャガ~♪」と歌いだすと全員で「おじゃが池!」と返すのが大流行しました。(今でもたまに歌いますし…)
伝説の「ノリさんの葬式」の翌日の教室でのザワザワ感を今でも肌で覚えています。しばらく現実なのかコントなのかわかってなかったもんな~。

とにかく「おかげ」は物心ついたころから見てきた番組、DNAレベルで影響を受けた番組でした。「した」になり、企画のマンネリ化から停滞気味になっていた番組をマッコイ斉藤を起用することにより盛り返したのも凄いなぁと思います。
後期の人気企画「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」「全落オープン」のほかに「ムダ・ベストテン」に「○○を買う。」シリーズなどなど…ずっと攻撃的な姿勢を続けてきた番組、それが「おかげでした」であり「とんねるず」なんだと思います。
だからこそ、保毛尾田保毛男の件は本当に悔しかったけど…。

最終回は通常尺の1時間。サラッと過去の人気企画「ほんとのうたばん」を中心とした歌ネタの総集編ととんねるずによる「情けねえ」の歌唱を流して終わりました。
ゲストは第一回目と同じく松田聖子と番組スタッフから生まれたユニット「野猿」の元メンバーたち。最後に番組スタッフ(野猿)をゲストとして呼んだのがとても「おかげ」っぽくて僕はなんだか胸が熱くなりました。

「みなさんのおかげです(した)」と言えば時に演者よりも記憶に残るスタッフたち。
コントでもロケでも、どんな時でも笑わせてくれましたし、僕ら視聴者に「こういう人たちが集まってテレビ番組は作られているんだ」と教えてくれました。そしてとんねるずは「TVを作っているのはタレントだけじゃないんだ」とメッセージを送っていたように思います。
「ほんとのうたばん」も基本的にとんねるず以外のキャストは全員スタッフで、
その集大成とも言えるのがKinKiKids(とんねるず)のバックダンサー「ジャニーズシニア?」として登場しNHKの紅白歌合戦に二度も出場を果たした「野猿」でした。本業のかたわら何故か歌とダンスをさせられているおじさんたちの姿は滑稽でもあり、カッコよくも見えました。
しかしみんな今の僕と同い年か年下なんだからビビりますね…ゴテ(スチールの半田さん)とか完全におっさんだもん…
スタッフメインの企画なのに視聴率20%を超えた伝説の「フィーリングカップル1対50」でおなじみ大道具の成井さんを始めとしたメンバー全員があまり変わってなくて嬉しかったですね…(この人は野猿よりこっちのイメージが強い)放送後、iTunes野猿の楽曲がランキング急上昇していたらしく、こういう時はネットって便利だなーと思ったり。ちゃんと購入してとんねるずへ還元できるし。

エンディングの「情けねえ」は豪華なバックバンドを従え、お得意の歌詞変えで「フジテレビをおちょくるなよ」「バラエティを滅ぼすなよ」と。
絶好調だった頃のフジテレビを見て育った人間からすると、とんねるずにこんな事を言わせてしまう現状がとても悲しいです。
とんねるずの二人が何を思っていたのか。特に意味はないのかもしれないですが、やはり深読みしてしまいます。と言うか、フジテレビの人間には深読みしてほしい。しない奴はヤバいって。お前ら視聴者からおちょくられてるんだぞ?そして「バーイセンキュー」で30年続いた番組は終了しました。この番組が「歌企画」の総集編と「歌」で終わったのは本当にカッコよかった…

長寿番組を終わらせた後の改編、始まる新番組は坂上忍に梅沢登美男。それにどっかで見た事ある海外ロケ番組。
なんか「変わる、フジ 変える、テレビ」らしいけど、本気なんですか?と言いたくなります。
安定の日テレ、とにかく攻めるTBS、アイディアのテレ東。(テレ朝は…)
そこに本当に勝とうとしているんですか?長寿番組を終わらせて改革をするようなこと言っておきながら結局はお茶を濁すような番組を始めるんですか?

とんねるずは最後の「テレビスター」だったと思います。時代が変わってしまった今、とんねるずのような圧倒的なカリスマは二度と生まれないんじゃないかな…と。
テレビから生まれ、テレビが育て、テレビが求めたスター。歌を歌い、コントをし、CMに出て芝居もして。そして世間にムーブメントを起こし、僕たちを熱狂させるスター。

そんなスターを同じ時代を生きれた事、
本当にありがとうございま した 、と言いたいです。

まー、別にとんねるずが終わったわけじゃないし。人生何があるかわかんないから希望を持って行きましょう。現に極楽とんぼだってくりぃむANNだって復活したんだし。
アンタッチャブルっていつ復活するんですか?)

そして、今放送中の「オールスター後夜祭」がめちゃくちゃ面白そうなので、やっぱりこれからもテレビ見ちゃうんだろうな~。
テレビは一番手っ取り早いエンターテイメントですからね!

テレビっ子に幸あれ!